▲「モネの池のインテリアトレー」

水の中を優雅に泳ぐ美しい金魚。
こちらは前回作品を紹介させていただいた、「金魚Museum」ラベンダーさんの作品です。

和の美しさがレジンに閉じ込められていて、とても魅了されてしまいますね。
今回は、素敵な作品を作る作家さんについても知りたいと思い、レジン作家のラベンダーさんに作品作りについてインタビューをさせていただきました!

◆何気ない日常からの出会い

▲「金魚すくい」

―― ハンドメイドを始めるきっかけを教えてください。

以前からたまにビーズなどで自分のアクセサリーを自作することがありました。
息子が幼稚園に行き始め、少し時間ができたので何か楽しい趣味が欲しいな、と思いアクセサリー作りや以前から気になっていたレジンをやりはじめました。

―― 金魚をメインモチーフにした理由はなんででしょうか?

近所の子供祭りの金魚すくいをしたらおもわぬ大漁で、それをきっかけに夫がアクアリウムにハマってしまい、家の中が水槽だらけに…。
同時期に、私はレジンが楽しくてどっぷりハマっていたので、金魚の雑貨を作ったらかわいいなと思い制作を始めました。

◆デザインは、美しい風景から

▲「友禅金魚」

―― とても美しく繊細なデザインが多いですが。参考にしているものなどありますか?

もともと透明なもの、キラキラしているもの、お花が大好きで、ネットで綺麗な風景やお花などの写真を見るのが好きです。
デザインを考える時は、綺麗な写真をぼーっと見ながらイメージを膨らませることが多いです。

◆作品づくりは、常に挑戦

―― 作品をつくるにあたって、デザインや作業は完成までにどのくらい時間がかかるのでしょうか?

飽きっぽい性格なので、同じものをたくさん作るのが苦手です(笑)
なので、数個作ると違う雰囲気のものを作りたくなったり、いろんなことを試したくなります。

パッとデザインが浮かんですぐイメージ通りのものができる時もあれば、技法などが難しくて上手くいかない時やイメージと全く違うものが出来てボツになることも多いです。
小さな香水瓶の作品や球体の作品は、試行錯誤を1周間ほど繰り返して、やっと納得がいくものが出来ました。

制作時間は作品によって違いますが、コーティングを含めると10回以上レジンの硬化を繰り返すので、インテリア雑貨などは2~3時間かかるものもあります。

▲「香水瓶の金魚」

▲「球体金魚」

―― 今後挑戦したいことなどはありますか?

今年のデザインフェスタに初めて参加する予定でとても楽しみにしていたのですが、中止になってしまって…。ずっとネット販売のみだったので、落ち着いたらイベント参加したいです!
直接作品を手に取って見ていただいたり、見に来てくださった方とお話したりしてみたいなと思います。

◆大変な状況の中で、癒やしを届けたい

―― これからの活動について、お聞かせください。

作品のコンセプトは「癒やし」です。
金魚を飼ってみて気づいたのですが、金魚はとても人懐っこくて優しい生き物です。金魚同士も仲良く寄り添って寝たり、具合の悪い仲間を心配したりします。そして、とてもかわいくて、美しい。水槽を覗いた時に見える綺麗な尾ビレやかわいい顔、優雅な泳ぎ。そんな金魚が私には最高の癒やしです。

作品には、そんな癒やしの金魚と透明な水の感じ、キラキラする光、かわいいお花…私を癒やしてくれるものをたくさん詰め込んで制作しています。

今、この状況でいろんな不安やストレスを感じることが多いと思います。
それでもなんとか前に進んでいかないといけない中で、ふと私の作品を目にした方や手に取ってくださった方が、ほっこり和める、癒やされる、そんな作品を作っていきたいと思っています。

▲マスクチャーム「踊る金魚」

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ふとしたきっかけから、素敵な作品が生まれる。
一点一点、作り手さんのエピソードやこだわりが詰まったハンドメイドとは奥深いものだと実感します。
ラベンダーさんの作品はまだまだ素敵なものがたくさんありますので、是非チェックしてみてくださいね。

▼金魚Museum ラベンダーさんのアカウントはこちら
minne:https://minne.com/@lavender007
Twitter:@kingyoMuseum
Instagram:kingyomuseum
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