『弱虫ペダル』が連載15周年とシリーズ累計100冊突破を記念して、池袋・サンシャインシティで「超!弱虫ペダル展」を開催。
本展は、カラー原画と漫画原稿、合計200点以上が一挙に展示される超大型の展覧会だ。

作品の世界観に没頭できる多数の写真スポットを展開!作者渡辺航氏の力強い生原稿やカラー原画など、貴重な展示物が多数用意されています。
クラウドファンディングによって展示が実現した目玉ともなる「巨大御堂筋くん」も展示、是非足を運んで自身の眼で見てほしい。

展示内容について

「超!弱虫ペダル展」は、本作に登場する数々のキャラクターが、ストーリーに沿った形で展示が行われており、主人公・小野田坂道の自転車競技への情熱と成長を追体験することも出来る展示となっている。
原画の他にも、ジオラマや大迫力のフォトスポットが道中に展示されている。

入場するとすぐ眼の前に、今回の展覧会のために渡辺航先生が書き下ろしたキャラクターたちのパネルがお出迎えだ。
そして本作の主人公である「小野田坂道」が物語の冒頭に使用していた小学校4年の時に母親に買い与えられたメーカー不明のママチャリがパネルのすぐ隣に設置されていた。
物語がここから始まるということが言葉を使わずともしっかり伝わってくる。
展示エリアに入れば、ストーリーに沿った形で展示されている200点を超える原画がお出迎え。
主人公の「小野田坂道」が3年生の現在になるまでのストーリーを原画で追体験することができる。

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原画のみならず、等身大パネルも置かれている。もちろん他にもジオラマや写真スポットなど、まだまだ数多くの展示内容があるので後述したい。
尚、時系列で展示されている原画の最後にはコミック派の方はまだ見れていないであろう、主人公である「小野田坂道」が3年生になった、あのシーンの原画が…!

3/28に行われた渡辺航先生によるトークショーでも、「コミック派の方はまだ見れていないシーン」だと語っていた原画が展示されている。
また、新たな総北の始まる大事なシーンなので展示を決めたと渡辺航先生が語っていた。

ジオラマの写真スポット

道中には、総北高校の激坂や、合宿で1,000㎞走ったコースなど、思い出深い場所がジオラマで立体的に再現されています。
ジオラマでは、写真スポットとして持参したアクリルスタンドを置いて写真撮影を楽しむことが出来る。

好きなキャラクターのアクリルスタンドを置いて、あの名シーンを自分で再現してみたり… そんな楽しみ方も出来る。

総北高校と箱根学園

総北高校と箱根学園の部室のロッカーの中身は、作者渡辺氏がキャラクターごとに入れてほしいものを細かく指定。キャラクターの私物を見ることができるのは、ファンにとっては貴重な体験だ。

写真で伝えられないのがとても残念だが、間近で見てみると部室に置かれたロッカーらしく使い込まれたディティールが再現されている。ロッカーごとにステッカーが貼られ、部員ごとに中身のバリエーションも豊かだ。ロッカーの中身も是非自身の目で見てほしい。

あの名シーンをフォトスポットで体験

このフォトスポットは、来場者がマンガの名シーンに入ったような撮影が楽しめるエリアだ。
御堂筋翔の昆虫の羽と真波山岳の天使の羽を体験することが出来る。あなたはどっちの羽で羽ばたきますか?それとも両方…?

パネル横にロードバイクに使われている実物のドロップハンドルが置かれている。
撮影する時はハンドルの向きを間違えないようにしたい。

泉田塔一郎の胸筋“アンディとフランク”に触れる

泉田塔一郎の胸筋“アンディ&フランク”に触れる展示もある。
触ると、「アンディ!」「フランク!」と泉田塔一郎のボイスが流れる。

何度か触っていると、いくつか用意されたシークレットボイスが稀に聞ける。
ちょっと角度を変えて見てみると、見事に鍛えられた腹筋のディティールが素晴らしい!

音声ガイドでさらに深く…

アニメ「弱虫ペダル」で小野田坂道と巻島裕介の声を演じた山下大輝さんと森久保祥太郎氏による音声ガイドも用意されており、来場者は自身のスマートフォンとイヤホンを使用して、彼らの楽しいトークを聞きながら展示を楽しむことができる。価格:900円(税込)
※会場入口にて、現金のみの取り扱い。
より深く「超!弱虫ペダル展」を楽しみたいなら、是非音声ガイドも聞きながら回って欲しい。

「超!弱虫ペダル展」は、4月21日までの期間限定で開催されている。自転車レースの世界に没頭し、弱虫ペダルの魅力を存分に味わいたい方は、ぜひこの機会に足を運んでみてほしい。
ファンにとって忘れられない体験となるはずだ。